県総体(インターハイ予選)が始まりました。
各階級1枠(優勝)を目指して戦います。
インターハイ出場をかけた争いですが、3年生は負けた試合が高校生としての最後の試合になるため、1試合でも多く勝ち抜いて欲しいと祈るような気持ちで応援をするといういつもとはすこし違った複雑な心持ちの予選会になります。
この日の試合進行のサポートは武相。
アナウンス・タイムキーパー・ゴングと重要なお役目を吉井君・藤森君・柿沼君が担当しました。
ライトフライ級
〇高 橋 海 蓮 選手VS×谷 川 壽 蓮 選手(小田原東)
3-0
✕村 上 想 選手VS〇松 村 喜 心 選手(西湘)
3RRSC
試合実践の少ない村上君ですが、経験豊富な松村選手に村上君らしく戦うことができました。
✕垣 内 翼 選手VS〇大 澤 陽選手(横浜総合)
3RRSC
高校からボクシングを始めた垣内君でしたが、しっかりと練習を積み準備をしてきたことがわかる内容でした。
最後の最後まで攻める姿勢を見せてくれ胸が熱くなる試合でした。
初心者でも2年でここまでうまくなるのは仲間の支えと本人の努力以外のなにものでもない、と感じました。
高校生としての最後の試合になりました。
フライ級
〇藤 森 健 太選手VS×山 田 心 海選手 同門
3-0
山田君も高校からボクシングを始めました。
膝が悪く足を使えない状態でしたが、あまり動かずがっちり打ち合う戦法を梶田先生と作り上げました。
最後の最後まで戦い切った試合でした。
たった2年ですが、ボクシングの上達と最後まで全力で戦う気持ちに深く感動しました。
バンタム級
〇高 橋 樹 生選手VS×本 間 千 博選手(浅野)
1RRSC
ライト級
✕竹 村 心選手VS〇佐 野 悠 太選手(浅野)
0-3
中学時代は吹奏楽部とのことで、スポーツの経験が少なかった竹村君ですが、こつこつと真面目に練習を積み、本当にうまくなりました。
何より戦う気持ちを最後まで見せつけてくれました。
負けはしましたが、魂を揺さぶられる試合になりました。
高校生としての最後の試合になりました。
✕粟 井 蒼 真選手VS〇若 松 武 志選手(浅野)
0-3
高校生になり始めたボクシングですが、たった1年でこんなに戦えるようになったのかと感心しながら応援していました。
まだまだ粗削りですが、戦う気持ちが強く、先々がとても楽しみな選手です。
〇荒 井 叶 夢選手VS×佐 野 悠 太選手(浅野)
2RRSC
〇木 地 本 竣 太選手VS×有 川 温 起選手(浅野)
3-0
竹村君・垣内君・山田君が最後の試合になりました。
たった2年ですがスタミナも、ボクシングも、戦う気持ちも驚くほど成長しました。
本人の努力はもちろんですが、どういう場所に身を置くか、によってその成長の幅は違うと思います。
初心者がいて、全国大会上位の選手がいて、その中で教え合い、苦しい時には共に乗り越え、オフでは笑い合える…
きっと入部した時には日々の練習がきつかったり、うまい選手が沢山いて気おくれしたこともあったかと思います。
しかし辞めずに続けていくことで大きな成長を遂げるのです。
高校生(だけではないですが)の伸びしろには毎年驚かされます。
レベルの高いところの「普通」は一般の「普通」よりすでに上のステージにいる、ということ。
敗戦は悔しいけれど「負けて悔いなし」の試合を見せてくれました。
感動しました。
この初日・2日目は会場が武相だったため差し入れを持ってOBが駆け付けてくれました。
※右の下水流さんは日体大を卒業後、静岡県の飛龍高校で11年間教員を務め、今年神奈川県に戻ってきました。
現在は横須賀高校教員です。
現役部員もこういう先輩たちに支えられていることを実感できる良い機会だったと思います。
試合会場になった練習場の原状復帰。
試合があった人、なかった人、先輩後輩コーチ関係なくみんなで作業します。
ひとつひとつをみんなで笑いながら行えるのも武相ボクシング部の良いところ。
6月15日は準決勝、6月6日は決勝です。
県立体育センターで行われます。
ピン級・ウェルター級・ミドル級は関東大会ですでにインターハイメンバーが確定しています。
残る5階級、全て代表を取るという目標を持ち研鑽を積んできました。
部としての目標を達成できるよう、全員で戦っていきたいと思います。
引き続きの応援、よろしくお願いいたします。