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令和7年度全国高等学校ボクシング大会県予選会(インターハイ予選)が終わりました

■インターハイ予選初日の結果

バンタム級
〇藤森健太選手VS✕上村周平選手(浅野)
1RRSC

✕齊藤晴選手VS〇今堀翔太選手(浅野)
2RRSC

ライト級
〇村上想選手VS×瑞穂大樹選手(慶應義塾)
3-0

ライトウェルター級
✕粟井蒼真選手VS〇小池倫太朗選手(鎌倉学園)
1-2

応援隊長として皆を引っ張ってくれていました
写真撮られるの嫌いなんですよ、という中撮らせてくれました

残念ながら負けてしまいました。
がんばりましたが、本人にとってベストパフォーマンスではなく悔しかったと思います。
試合前からとても緊張していました。
3年生のインターハイ予選は負けたらその試合が最後になりますのでいつもとは違った心持ちになるのも当然かと思います。
インターハイ予選は毎年私も胸が詰まる思いで応援しています。

高校からボクシングを始めました。
ここまでこのインターハイ予選に懸け日々全力で練習に取り組み、とても伸びて来ていたところだけに、悔しいという言葉で片付けられない気持ちだったと思います。
終わりの集合(ミーティング)にも出られませんでした。
次の日、誰よりも早く会場に到着し心が折れた状態で梶田先生を待っていました。
中身の濃い2年の日々の中、二人にしかわからないやりとりがあったと思います。
インターハイ予選は残り3日ありましたが、そんな中、3日間とも一番早く会場に入り、我々運営スタッフが終わるまで、自分から仕事をみつけ片付けやゴミ拾いなど、たったひとりで誰とも話さず黙々と作業していました。

確かに目指すものには手が届きませんでした。
努力しても報われないこともあります。
しかし、心が整わない中でもこのような行動ができる粟井君はそれ以上のものを学ぶことができたと思います。
私ならできるのだろうか、と尊敬の気持ちを持ち見ていました。

全国大会出場は目に見える成果(当然努力の証)、このような心の成長は目には見えないものです。
武相ボクシング部は強さの前にボクシング競技をベースに日々の向き合い方、努力、周囲への思いやり、感謝を大切に心の成長を目指している部活動です。
その大事さを粟井君の姿をみて再確認した次第です。
高校生としての最後の試合となりましたが、卒業する3月1日までボクシング部員として後輩を指導していって欲しいと思います。
お疲れ様でした。

✕加藤鞍登児選手VS〇熊坂拓斗選手(浅野)
1RRSC

■2日目の結果

ライトフライ級
〇高橋海蓮選手VS×大川歩選手(横浜総合)
3RRSC

〇中村穣選手VS×玉川遼選手(鎌倉学園)
1RRSC

ライト級
〇村上想選手VS×栁沼佑輝選手(浅野)
WO

準決勝の結果

ライトフライ級
○高橋海蓮選手VS✕新間壬緑選手(慶應義塾)
3-0

ライトフライ級
✕中村穣選手VS〇谷川壽蓮選手(小田原東)
0-3

残念ながら負けてしまいました。
4月の関東予選、6月の関東大会、そして間髪入れずにインターハイ予選、と目まぐるしかったと思います。
関東に出場した体力のある2-3年生もベースに疲れが残っている、と話していました。

中村君は4月に入学してからは親元を離れ寮生活。
学校生活も寮生活も全てが新しい環境ですし、体もまだまだ中学生。
本人は見せませんが、かなりタイトだったと思います。
悔しさはあると思いますが、この経験を活かし、焦らず成長していって欲しいと思います。

バンタム級
○藤森健太選手VS✕本間千博選手(浅野)
3RRSC

ライト級
✕村上想選手VS〇河村建輔選手(慶應義塾)
0-3

最後の大会は階級を上げてのチャレンジ

高校から始めたボクシング。
練習熱心で努力していましたが、これまで試合ではなかなか思うような成績を残せませんでした。
段々と自分のスタイルを確立し、インターハイ予選の初戦もしっかりと勝つことができました。
2戦目は負けてはしまいましたが「やりたいボクシングが明確」そんな内容でした。
試合後「今までの中で一番良い試合だと思った」と感想を伝えたところ「この試合に全てを出せました。負けても悔いはありません」と清々しい表情をしていました。
いつも書かせていただくことですが、形に見える成果はもちろん大事だけれど、武相ボクシング部の目指す、その過程やそれぞれの選手の「スモールステップ」が最も尊い、と村上君の成長を見て改めて感じることができました。

試合後、相手選手と試合を振り返り談笑していました。
とても心温まる時空。
互いにやり切れた試合だったからこそのこの表情なのだと思います。

高校生、最後の試合になりました。
お疲れ様でした。
まだまだ部員としての大事な役割が残っています。
後輩達の支えになってもらえたらと思います。

■決勝の結果

ライトフライ級 優勝
〇高橋海蓮選手VS×谷川壽蓮選手(小田原東)
2-1
打ち合いのハードな試合でしたが、しっかりとポイントを取っていた高橋君に軍配。
昨年に続き、2度目のインターハイです。

バンタム級 優勝
〇藤森健太選手VS×岡田大和選手(小田原東)
2-1
関東予選に続く対戦。
双方、自分のスタイルを確立し、相手選手を分析し、レベルの高い試合となりました。
最後までスタミナを切らさず戦い切った藤森君に軍配。
悲願の、悲願の、悲願の、インターハイの切符を努力と実力で勝ち取りました。

ピンぼけですが、みんなが待ち受け祝福しました

学校対抗優勝
他校も出場者数が多い中、なんとか優勝することができました。
合計点数にはインターハイ予選の無いピン級Aの吉井君(関東優勝)のポイントも含まれています。
代表して藤森君が表彰状を授与。

この結果により、ピン級吉井康介君、ライトフライ級高橋海蓮君、バンタム級藤森健太君の3名が7月下旬から岡山県玉野市で行われる総体(インターハイ)に出場いたします。

梶田先生より
今回も何とか団体として優勝することができた。
個人のがんばりはもちろんだが、部員全員、支えてくれた家族、片岡コーチ、上田さんといった周囲の力が下支えになって得られた優勝だということを忘れないで欲しい。

今回負けてしまった者、本当に悔しいはず。
その悔しさはインターハイで2位だったとしても同じ。
勝負の世界にいる以上、負けは悔しいもの。
それでもみんなの役に立とうと掃除や雑用をしていた今回の蒼真(粟井)の行動も立派だと思う。
ボクシング人生はアマチュアであってもプロであっても短い。
その間にどうがんばってきたか、自分を追い込んで限界突破してきたか、周囲と心を交わせてきたか、がとても大事でその経験が社会に出て必ず役に立つ。
それを武相ボクシング部で学んでほしい。

1年生はグロービングや掃除など、試合運営には欠かせない役割を務めてくれました。

応援、ありがとうございました。
引き続きの応援、よろしくお願いいたします。

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