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OBの石澤開君がプロボクサーを引退しました

石澤君がプロボクサー引退を決意され、まだオフレコの時期でしたが数ヶ月前に来校し、梶田先生や管理人の上田のもとに挨拶に来てくれました。

■石澤君から応援してくださった皆様へのご挨拶(このブログのために書いてくださいました)

4月30日フィリピンにて行われた試合を最後に引退することになりました。
主な理由としては2年前に手術した左目の悪化、身体のダメージです。
ボクシングは14年間、プロとしては7年間活動しました。14年の間にたくさんの方々に出会い、たくさんの学びを得ました。

武相高校での3年間は想い出がたくさんあります。
中でも高校デビュー戦で相手をK.Oしてガッツポーズしてコーナーに帰ったときに先生に頭をどつかれたこと今でもしっかり覚えています。
勝てたから良いものの、力みまくって内容は全然良くなかったからです。
学生時代、特に高校時代は自分の感情をコントロールすることが苦手で悪い方に行くことが多かったです。
それについて先生に叱られたことも覚えてます。
そのおかげもあってかプロに上がってからは感情に左右されることなく試合ができました。
プロでは15戦11勝4敗
15戦のなかで勝ったときはなんとも言えない嬉しさがありましたが競技生活全般でみれば苦しいことのほうが多かったです。
拳を壊してなかなか試合ができないとき、鼻や腰を骨折をしたとき、減量で辛いときなどたくさんありました。しかしこれまでボクシングを続けてきたことに後悔は1つもありません。28歳まで好きなことをやってこれたことを幸せに思います。
ボクシングという素晴らしい競技に出会えて本当によかったです。
これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
石澤開

石澤君の武相ボクシング部の部員としての印象は、「ストイック」「お茶目」「負けず嫌い」
このコメントにもあるように、感情をコントロールすることが苦手なようで、思うように動けないとリングの上で人目を憚らず床を叩きながら悔し泣きをすることもしばしばでした。
その悔しさを練習にぶつける。
手を抜かない。
とてもストイックな選手でもありました。

そういった反面、同期の下永君、小川君とはじゃれあい3匹の子猫のように常に絡まっていて、何がこんなに楽しいんだろう、とこちらまで笑みが出てしまうほどでした。

当時は上の学年の部員がいませんでしたので、2年間キャプテンに就いていました。

石澤君がいると後輩がピリッと締まる、カリスマ性のある責任感の強いキャプテンでした。

1年生で出場した新潟インターハイ(後ろは井上拓真プロ・小浦翼プロとそうそうたるメンバー)
佐賀インターハイ(左から下永君、石澤君、小川君)
3つ子のように可愛い一瞬だったのでパシャリ
3年次神奈川インターハイ(左から石澤君、渡来君、下永君、堀尾君、田島君)
選手宣誓の大役!

平成26年に神奈川県茅ケ崎市で開催されたインターハイ。
選手宣誓は当時武相ボクシング部キャプテンだった石澤君。
記憶に残る立派な宣誓でした。
全国の指導者といまだにこの選手宣誓の話になることがあります。

大学でも活躍していましたが、大学ボクシング部の諸事情で在学しながらプロに転向。
学業は手を抜かず、教員免許を取得する、という文武両道のプロボクサーでした。

武相で教育実習 メンターはもちろん梶田先生
プロボクサーとしてもがんばっていましたので昼食は自作のささみとブロッコリーだったと記憶しています
コロナ禍では試合後も会場では直接会うことができない決まりでしたが、遠くからこちらを探してくれて勝利の喜びを表現してくれていました
どのOBも、ですが試合後梶田先生の顔を見ると嬉しそう。原点と思ってくださっているのでしょう。先生を喜ばしたいという思いがあると口々に言ってくれます。
そっくりなお父様と
石澤君の後援会
ご家族のサポートあってのプロ生活。
報告しにきてくれた時の写真。先輩の下水流先生と。梶田先生にあこがれて教員を目指したふたり。

引退を決意した、というご挨拶でしたが、とても清々しい表情でした。
14年にわたるボクシング生活。
石澤君、ご家族の皆様、お疲れ様でした。
これからの人生も石澤君らしく、充実したものになることをお祈りしています。

第32代日本ミニマム級チャンピオン
日本ユースミニマム級初代チャンピオン

余談になりますが、石澤君は私の息子が卒業した年に入学されました。
石澤君たちが1年生の時(2012年4月)にこのブログはスタートしましたのでブログ生活は12年(全900記事)になりました。

今回の石澤君のブログはご本人からいただいたもの、そしてブログで当時の写真や記憶を確認しながら綴りました。

当時、ブログなど初めてでどう書いていいかわからない、そんな中で石澤君たちの部活生活を拾い集め先生から情報をいただきながら書いていました(もっともっと内容は下手でした^^;)。
その時のこともちょっとだけ懐かしく思い出した次第です。

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