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佐賀インターハイのレポ その2

武相の小川君はピン級。
大会初日3試合目でした。
対戦相手は名門 京都廣学館高校 芝力人選手。旧南京都高等学校でオリンピックメダリストの村田選手の出身校でもあります。

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リングサイドには神奈川の選手やサポート、指導者の皆さんが集まり全員でバックアップ体制。
静岡の下水流先生もいらしてくださいました。
実力のある選手の揃う京都、ということで少し心配しました。しかし相手を懐に入れないように動きながら入ってきたところを打つといった冷静な展開でした。
神奈川の応援も一丸となって素晴らしいものでしたが特に下水流先生の大きな通る声の応援や的確なアドバイスは選手を直接後押しする内容でした。
小川君を何年にもわたって指導してきましたからプレイスタイルも長所短所知り尽くしています。後から梶田先生に聞きましたところセコンドはインターバル以外は声を出せないので自分の言いたいことを下水流が言ってくれ頼りになった、とおっしゃっていました。
また試合中の本人にも聞こえたらしく心強かった、と言っておりました。
本人の頑張りと周りの応援で1R2Rと素晴らしい展開でした。
これまで力はあるのに大きな大会でその力を出し切れなかったのですがこの大舞台でこんな試合ができるなん凄いと思いながら部活のビデオを回していました。
3R目はスタミナが切れもらう場面もありましたが内容のいい試合になりました。
見ていた人の6~7割の方は小川君の勝利と見ていたのではないかと思います。
しかし残念ながら判定負け。

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2-1  僅差でしたしジャッジによって割れていました。
試合の後、あまり表情に出さない梶田先生も応援者の方に歩きながら複雑な心境を目で表現されていました。
小川君のコメント
試合前のグロービングの際、用意されたヘッドギアのマジックテープの留が甘くなっていてかなり時間がかかりました。エアコンも効いているしアップして汗もかいている時でしたので試合前に体が冷えてしまい1R目の最初は体の動きが硬かったと思います。2R目は自分なりには冷静に良い戦いができたと思います。3R目はスタミナが切れました。自分ではこの試合は勝てていたと思っているのでとても悔しい。本当に悔しいと思っています。
先生のコメント
小川にとっては得意とする相手でした。これまでの関東や予選の中で最も良い試合だったと思います。ただ現行のルールだと見栄えが悪いのかもしれません。パンチをもらう時に顎が上がってしまった場面もありましたし。
自分としてはこの試合は正直勝てたと思ったので悔しさは残ります。しかしこの大きな舞台で自分の力を出し切れたこと、悔しい気持ちを持ったことはこれからの小川にとってはとても良い経験だったと思います。さらに自分を磨いて関東選抜・神奈川インターハイで結果を出して欲しいと思います。
普段、誉めることの少ない先生ですがこのようなコメントを残されていました。
またサポートとして同行した石澤君・下永君も良い試合をした小川君を祝福するとともに次は自分だ、という思いで過ごした期間だったと思います。
高校1年生以下は学校で毎日先輩の試合を気にしながら練習をしていました。連日渡辺先生やOBの皆さんが練習に入ってくださいました。感謝です。
高校1年生は4月に入部したばかりですので3年目の中学3年生の太田君がキャプテンみたいなもの。
練習が終わると先生に報告していたようです。最近の太田君の成長(心身ともに)も口にしていらっしゃいました。
梶田先生や先輩方が不在だと、その分を周りの部員や先生・OBが協力しあいカバーしようとします。
居残り組を含めた全員の大会であったと言えますね。下級生の成長にとっても大事な期間だったのではないかと思いました。
話は戻りますが高校2年生の3人はライバルであり本当に仲がいいのです。いつもじゃれあっています。

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移動中寝ている時にもこんな感じ。笑っちゃいました。
リングの上では鋭い眼差しで戦っているのに・・・なんだかかわいいですよね。。。

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試合に出た小川君にとってもサポートの石澤君や下永君にとっても勉強になる大会だったと思います。
また来年神奈川インターハイがありますので梶田先生も視察的な要素もあったと思います。部員や神奈川の選手のことだけでなく実務的なこと、また来年は武相がメインでという強い思いを新たにされたことと思います。
遠い場所での遠征、お疲れ様でした

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