今日はボクシング競技には不可欠なマウスピースについて書きたいと思います
ボクシングのようなコンタクトスポーツはマウスピースを着用する必要があります。
その理由は大きく2つあります。
1つは保護、もう1つは固定です。
①主に衝撃で舌や歯など、口のなかを傷つけることを防いだりショックを吸収することを目的としています。これはわかりやすいですよね
②もう1つ、よく力を入れるときには歯を食い縛る、と言われますがアスリートを観察していると、力を出しているときにも口が少し空いている場合もあり、今のスポーツ医学の研究から、少し見解が違ってきているようです。力を発揮する時には顎や首を含めた[体の軸となる部分が適切な位置に固定されていること]が重要視されてきています。
特定のマウスピースにはその[理想的な位置に顎を固定する]役割があるようです。
ではでは、マウスピースにはどんな種類があるのでしょう
☆マウスフォーム型マウスピース
既製品ではありますが、一部変形する素材でできていてお湯に漬けるなどして柔らかくし自分の歯形に合わせた調整が可能なタイプです。取りあえず試してみる、という方にはいいと思います。
☆カスタムメイド型マウスピース
一人一人の歯形の形状に合わせて専門家に作ってもらうマウスピースです。値段も手間もかかりますが、口内や顎の保護、また能力アップの為には特注品を用意するのが賢明のようです。
我が家の経験談
息子は当初しばらくマウスフォーム型のマウスピースを使っていました。そこで私の通う信頼できる歯科医に相談したところ、作ってあげることはできるけど、その競技に詳しい歯科医がいいのではないか、とアドバイスを受けました。素材や形も競技に直結した方がより効果を発揮するから、というのがその理由。
人との繋がりって不思議ですね。そうこうしているうちにボクシングに詳しい歯科医の石塚先生と出会ったのです。
お話しをうかがい、石塚先生に是非お願いをしたいと思い、試合を控えていたので早速作りに行きました。
装着し練習をしたときの息子の第一声。
「呼吸がしやすい全然違う。フィット感も。ビックリだなぁ」
とのことでした。
実はそのあとの試合時、インターバルで梶田先生がマウスピースを取り忘れたことがあったようです。もちろん途中で気が付かれちゃんと洗いはめてくださったようですが。つまり見過ごしてしまう、それほどピタッと合っていたようなのです。
以来武相ボクシング部は強制ではありませんが、ほとんどの部員が石塚先生に作っていただいています。
武相ボクシング部は中学生、高校生がいます。中学生はまだ永久歯が生え揃っていない子がほとんどですから、そこも正しく歯が生えてくるよう考慮しながら作ってくださいます。また成長著しい時期ですから、頭蓋骨も含め変化してきます。そんな時にも相談に駆け込める強い味方。
こんな素晴らしい先生にも武相ボクシング部はサポートしていただいています。ありがたいことです
石塚先生より
どんなに適合の良いマウスピースを装着してもボクシングは危険なスポーツであることには変わりはないと思いますが少なくとも悔いのないようカスタムメイドの物を用意していただきたいと願っています。
体を守り、能力を引き出してくれる大事なマウスピース。これからもよろしくお願いします
石塚歯科医院(新小岩) 石塚三寿院長
http://www.bero-aesthe.com/introduce.html
優しくてダンディな先生です♪
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