MENU

習志野VS武相の3年生送別試合とカレーパーティ

今年は国スポ(旧国体)にボクシング競技が無いため、習志野高校と武相高校とで3年生を中心とした送別試合を行うことになり、武相高校で開催されました。

習志野高校とは長い間、ライバルであり仲間であり、関東で共に切磋琢磨してきた関係です。
3年生に心に残るイベントができないか、ということで習志野の関茂先生と武相の梶田先生とが協議を重ねてきました。

せっかく武相に来てくださるのなら「楽しいおもてなしがしたい」との梶田先生の思いがありカレーパーティも企画。

遠いところ、千葉県から部員と父母の皆様が来校くださり、総勢約90名が集まりました。

送別試合は3年生を中心に9試合が行われました。
体調不良の選手がおり、当初の予定よりは少なくなりましたが、3年生は何としてでも試合をさせたい、ということで体重差はグローブでハンデキャップをつけるなど工夫し良い組み合わせになったと思います。

【開会式】

整列
セカンド握手 習志野武田先生と武相片岡コーチ
選手握手

円陣を組み、士気を高める両チーム

審判は習志野の関茂先生、横須賀高校の下水流先生(武相ボクシング部OB)、梶田先生が担当。
ケガをさせないことを第一に、ギリギリまで止めない、という大変難しい判断が求められるレフリングをしてくださいました。

リングサイドの進行(アナウンス、タイムキーパー等)は習志野高校のマネージャーさんが担当。
ゴングを鳴らす音も大きく、アナウンスも丁寧でメリハリあるサポートでした。
笑顔が可愛い過ぎます。


3年間がんばってきた日々と高校生最後の練習試合を戦い切ったことを称える、という意味を込め、両者ともに勝利という形で勝ち名乗りをあげました。

初心者でスタートした垣内翼君 只今成長中 ここで辞めてしまうのがもったいない

県外試合には出られなかった高校から始めた選手も臆することなく前に出て打ち合っていました。
そんな姿と1年生の頃のボクシングを重ね合わせ、その成長に深く感動しながら応援していました。

サッカーから転向した木地本竣太君 まだまだ伸びしろいっぱいです
努力家の竹村心君 この先が楽しみです
がっちり打ち合った荒井叶夢君 次のステージも楽しみです

全国大会を含め何度となく対戦した片岡雷斗選手(佐賀インターハイ優勝)VS村松亮選手(佐賀インターハイ3位)の試合もこれまでの道のりを噛みしめながら二人は戦ったと思います。
試合後の抱擁に目頭が熱くなりました。

2年生も体調不良の部員以外は出場しました。

柿沼光樹君
藤森健太君
インターハイにも出場した高橋海蓮君

最後の「メインイベント」はインターハイチャンピオン同士の対戦。
リングアナウンス付きです。

中崎太相羅選手(習志野 佐賀インターハイウェルター級チャンピオン)VS大胡晴哉選手(武相 佐賀インターハイライトウェルター級チャンピオン)

階級が違うので普段は見ることのできない対戦。
全国トップ同士の戦いが超間近で見られるなんてワクワクでした。

9試合ともに見ごたえのある内容で、選手にとっても応援者にとっても思い出に残る試合だったと思います。

閉会式では梶田先生がご挨拶。
「関東大会も全国大会も習志野高校の背中を追いかけて、越えたいという気持ちで武相は懸命に走ってきました。
結果、まだ越せていないけれど習志野高校の皆さんがいたから武相も成長させてもらいました。
これからも良きライバル、良き仲間として良好な関係を築いていきたいと思っています。」

選手・サブセコンドの皆さん

その後多目的室でカレーおもてなしパーティーがありました。

学校の調理実習室を借り、武相父母の有志が朝6時半から120人分のカレーライスを準備をしました。
調理隊長は村松亮君のお父様。

お母様11名、お父様5名。
1升炊き5台(2回転)。
大鍋3台。

お母様方は野菜などの材料の準備。
びっくりするほど早く完了。
さすがです。

お父様方はお米担当。
15kgのお米を研いでくださいました。

不慣れな手つきで一生懸命お手伝いしてくださいました

一時、ガスがつかない、というドキドキのアクシデントはありましたが、大胡父さんのファインプレーで解決。
普段使用することのない場所ですので、何が起きるか心配でしたが、あとはスムーズに作ることができました。

今回は安全でおいしい獲れたて材料にこだわりました。
◎お米は新潟県魚沼産コシヒカリの新米をお米農家さんから。

◎にんじんは北海道オホーツクの人参農家さんから。

◎じゃがいもは北海道十勝のじゃがいも農家さんから。

◎玉ねぎは兵庫県淡路島の玉ねぎ農家さんから。

◎豚肉は宮崎県、豚ひき肉は秋田県庄名から。

令和の米騒動の最中、お米の手配が大変でしたが美味しいお米を新米で格安で購入。
野菜類も獲れたて。

そこに武相ボクシング部の愛と「父母のみなさんのおもてなしスパイス」が加わりとても美味しいカレーライスができあがりました。

炊飯器は調理室のジャーだけでは足りないので学校の寮(わかば寮)からもお借りしました
カレー隊長の村松さんと梶田先生
習志野関茂先生と武田先生

おかわりを沢山してくださり120人分のカレーがあっという間に売り切れ。
多めに炊いたため、残ったお米は父母のみなさんが塩結びを作ってくれました。
これもあっという間に終了。
お米が美味しいので塩だけですがどんどん食べられてしまうとのことでした。

素材は大事ですね。

協力して作ってくださった方々と、それを美味しいと言って沢山食べてくださった方々のおかげで、にぎやかで楽しいカレーパーティになりました。

梶田監督と関茂監督

最後習志野高校 関茂先生より
「心温まるおもてなしに感謝です。
これまで食べたカレーライスの中で一番美味しく、ダイエットを気にしないなら何杯もおかわりしたかったぐらいです。
これまで武相高校とは互いの学校で合同練習を重ねてきました。
一番多いかもしれません。
閉会式で梶田先生が「習志野の背中を追いかけた」と言っていただきましたが、わずか数点のこと。
どちらが上、ということでなく、共にがんばってきたことが、佐賀インターハイでも上位に一緒に食い込むという結果につながったと思います。
これからも良い仲間として切磋琢磨していきたいと思います。
武相の皆様の温かいおもてなし、ありがとうございました。」

監督方が企画してくださった3年生送別試合とカレーパーティは皆さんのご協力のもと、楽しく成功裏に終わりました。

習志野高校の皆様、遠いところお越しくださいましてありがとうございました。
これからも良き仲間としてよろしくお願いいたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次