インターハイ神奈川県予選 2日目の結果
フライ級
○重井浩輔選手VS ×久野裕之助選手(同門対決) 判定2-1
息詰まる同門対決でした。久野君は初日より良い動きをしていました。重井君はベストではありませんでしたが、このところ安定感があり、焦ることなく自分のペースで戦えました。
○大庭翔太選手VS ×中谷太一選手(みなと総合) TKO
2日間ともにTKOでしたが、初日よりも動きが良くなっていました。攻撃に多少の偏りがありましたが、終始圧倒していました。関東予選から2か月しか経過していませんが、その時と比べ落ち着いた力強い試合をしています。
高校に入りゼロから始めた選手です。
バンタム級
○渡来美響選手VS ×笠島悠平選手(同門対決) 判定3-0
渡来君は関東4連覇ですので力の差はありました。繰り返しボディをもらっても諦めず喰らいついていきました。粘り強さや身体の強さは笠島君の持ち味です。
渡来君もただ勝つのではなく、自分の試合をし、しっかりと戦いました。一見簡単そうですが、高い意識がないとできないことです。大差でしたが、両者に拍手を送りたい試合でした。
○伊藤領選手VS ×嵯峨選手(慶應義塾) 判定3-0
リーチが長い相手でしたが、ものともせず、伊藤ボクシング炸裂でした。
30-23 30-25 30-25の大差の勝利でした。連打と一気に攻められる強い気持ちが持ち味です。
高校に入りゼロから始めた選手です。
ライト級
○太田魁星選手VS ×田中雄也選手(浅野) TKO
積極的に畳み掛け、レフリーが早々に止めました。もう少し観たいところでした。
○相澤拳選手VS ×川村航輝選手(慶應義塾) 不戦
ライトウエルター級
○堀尾裕司選手VS ×川口成也選手(横浜総合) TKO
これぞ堀尾ボクシング。秒殺でした。1度目のダウンの後、10秒ちょっとでのストップでしたが、(相手が心配で)早く止めて、と思うような重い強いパンチが連打で入りました。音が違います。関東優勝者の貫禄です。
○山田陽一朗選手VS ×森川正崇選手(浅野) 不戦
前回僅差で負けているだけに、リベンジを果たしたかった。森川選手は3年生なのでラストチャンスだっただけに残念です。 山田君コメント。
ケガが完治せず出られなかった森川選手はそれ以上の思いだったと思います。試合がしたくでもやむを得ずできない選手もいます。それだけに試合というものを大事に考えて欲しいと感じた瞬間でした。
痺れる同門対決が2試合ありましたが武相としてはすべての試合に勝ち、準決勝にコマを進めています。
取りこぼしがなく、ここまでは上々の結果で来ています。
今日の試合。どれも良いとは言えなかった。ちゃんと検証し修正して来週に臨んで欲しい。
昨日(初日)と違い、サポート、応援など選手以外の動きが良く、全員で戦ったといえる1日になった。リング上の選手は内容はどうであれ必死に戦っている。調子が上がらない時、接戦の時、応援により選手の動きや試合の印象や流れが変わることが多い。一緒に戦うんだ、全員で戦うんだ、俺が勝たせるんだ、という気持ちを一人一人が心に持っていれば今日のような動きができる。
3年生は間もなく卒業する。この3年生がやってきたことを2年生が実践し、まとめていかなければいけない。言われなくても毎試合、このような動きができるように全員で高い意識をもって取り組みなさい。
梶田先生コメント
試合前、円陣を組み勝鬨(かちどき)を上げます。最初に河津君キャプテンが取り組みを確認し、その後みんなで協力して勝利を掴もう、との思いを込めて発声します。
全試合終了後、部員全員が整列し、応援に駆け付けた保護者や関係者に礼をします。
心から「お疲れ様です」と労いたくなる瞬間です。
関東大会から引き続き、テレビ神奈川「しゃかりき」の皆さんがこの予選も密着取材をしていただいています。
その日試合があった選手と先生へのインタビューが必ずあります。
インタビューも興味深いのですが、待っている部員の動きも面白すぎ。あの手この手でチョッカイを出します。
こういう明るさも武相ボクシング部の特徴です。
来週は準決勝(20日)・決勝(21日)が行われます。
ライトフライ級
玉城選手
フライ級
重井選手
大庭選手
バンタム級
渡来選手
伊藤選手
(同門対決)
ライト級
太田選手
相澤選手
(同門対決)
ライトウェルター級
堀尾選手
山田選手
全7試合
それぞれの階級1枠をかけて戦います。
引き続き熱い応援、よろしくお願いします