息子の同期の井上尚弥選手のタイトルマッチが8月25日 スカイアリーナ座間で行われました。
挑戦する相手は日本ライトフライ級チャンピオンの田口良一選手(ワタナベ)
座間は井上選手の出身地。座間から世界へというのぼり旗を沢山目にしました。地元の方々の熱い思いが沢山伝わってくる、そんな会場の雰囲気でした。
全体的に井上選手が優勢に見えましたが、やはり相手はチャンピオン。井上選手がもらう場面もありました。またボディなどかなり効いているはずにもかかわらず畳み込ませてもらえない田口選手の強さやスタミナ、技術を正直感じました。前回ランキング1位の選手との試合でもちょっとやそっとでは倒れないんだ、トッブレベルとはそういうものだと知らされるそんな展開でした。
内容は終始井上選手が押していましたので安心して判定を待てました。
3-0の判定勝ち
ポイント差もありましたがワンサイド、という感じではなくとても見応えのあるこれぞボクシングと言える良い試合でした。高校生たちも見ていたと思いますがとても勉強になる刺激を受ける内容だったと思います。
試合後ご家族は、
「ちょっと怖かったですよね。貰ってましたよね」
と仰っていました。
井上選手は昔からパンチをもらうシーンはほとんど目にしたことがないぐらいガードのしっかりした選手ですから、この試合のレベルの高さを表していると思います。
お父様との雑談の中でも、
「勝って本当に良かったけれどトッププロのレベルを痛感し怖さも知りました。良い勉強になりましたよ」
と言っておられました。
井上選手にとっては勝って当たり前、そんな流れと座間というアウェイの中の田口選手。双方ともに大きなプレッシャーのかかる試合だったと思います。その中死力を尽くしたプロ魂の高い試合だったと思います。
チャンピオンベルトを掲げた時には胸が熱くなりウルッとしました。
控室で沢山のマスコミ取材が終わるのを待っていました。
大橋会長をはじめ松本チーフトレーナーもとてもうれしそうな満足気な表情をなさっていました。
しばらくすると井上選手が戻ってきました。
試合したの?というぐらいのきれいな顔。すっきりとした表情でした。
おめでとうと伝えるといつものはにかんだ笑顔が返ってきました。
最初から世界がターゲットですのでここまでは序章といえます。本当の戦いはここから先。
心から応援していきたいと思います。
帰りがけ、フジテレビスポーツ部門責任者の近藤氏に会いました。彼は小学生からの同級生なんですよね。
やはり試合内容を絶賛していました。局的には10Rだったのも結果的には○だったようで疲れた表情の中にも充実感がにじみ出でいました。
「これからスポルトに出演交渉しに行こうと思ってさぁ・・・」
と。うれしい悲鳴ですが大変だなぁ・・・なかなか解放されないなぁと思いながら体育館を後にしました。
お母様からも夜 スポルト待ちです、とメールをいただきました。
まだまだ高いところを目指して前に進む井上選手とご家族。
休むヒマもないと思いますが頑張って欲しいと心から思います。
引き続き応援、よろしくお願いいたします