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体重管理(ナチュラル・減量・増量)について

なんだか残暑も厳しくムシムシした日が続きますね
体調管理の難しい今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか。
何度も言いますが、夏の疲れが出ませんよう、がっちり睡眠しっかり栄養で乗り切りたいものです。

どんなスポーツでも体調管理は練習と同じぐらい大切なことです。
しかし、ボクシングのような階級のあるスポーツは体重管理をしながら体調を整える、という他のスポーツにはない難しさがあります。中高生の成長期なのでなおさらです。
体型・体格から階級を決めていきますが、ナチュラル・減量・増量と調整は様々。
プレイスタイルなど階級決めについては一言では言えないのですが身長(リーチの長さ)が大きく関わってきます。力があっても懐に潜り込めなければ相手のペースになってしまう、相手が簡単に届く距離をかいくぐっていかなければならないリスクもあります。なので下の階級で有利に進める(リスクを減らす)選手も少なくないのです。
ひとつの例としてはロンドンオリンピック銅メダルの清水選手は180cm近い身長があるのにバンタム級(52kg~56kg)で出場。これには驚きでした。さすがにオリンピックにもなると実力・階級ともにギリギリのところまで整えなければならないのですね。
話が逸れました。。。経験や実力を積み、リーチなど不利な条件があったとしてもそれを上回る実力やスタイルが確立された場合は階級を上げる場合もあります。
最近で言えば、国体3位・関東ブロック優勝の下水流先輩や国体準優勝の成瀬君、国体5位の上田君、現在3年生の中島君も身長的に不利な階級であってもそれ以上に力がつき、最終的には階級を上げ結果を出しています。
しかし皆 力がつくまでは減量があり、とても苦労した経緯があります。減量はできましたが、減量のための減量になってしまいリングに立つだけで精一杯だったケースも見てきました。
成長期の中高生ですので基本はナチュラルで、と梶田先生も考えていますが、調整の範囲内の減量がある場合も多い。

そこで親、特に母親の葛藤が始ります
食べざかりの息子が減量のため食べられないのはいかがなものか・・・
食べたいのを我慢して飲まず食わずで生活している・・・
減量に協力したいのに息子は親の言葉を聞かず独自のやり方でやっている。大丈夫なのか・・・
空腹で頑張っている息子を見守ることしかできないのか・・・セツナイ・・・
なにしろ複雑・葛藤・疑問・・・
必ず通る道です。またその点で先生に訴えたり相談する場面も過去にあったようです。
ワタクシもそんな一人。やんわりと先生に相談?投げかけ?をした記憶があります。
結局息子の現役中には良案無しで過ぎてしまいました。しかし「減量は永遠のテーマよねぇ」とぼやいているだけでは能がない・・・上田なりに考えました


【母親の愛大いなるダマシ作戦】

騙す、というのは人聞きが悪いのですが、シラーっと進める作戦です。
試合の日程は大体決まっています。減量のある子どもたちは個人差はありますが、3週間前ぐらいから意識して行い、最後10日でギュッと絞っていきます。しかし急激な減量は筋肉も落ちるしスタミナもなくなります。
そこで親は2ヶ月前ぐらいから夕食を変えていきます。本人が減量を始めたら本人のやり方に任せる。それまでの期間です。試合直前はカロリーではなく食べ物の重さが直接関係しますのでそこは本人に任せていいと思います。
しっかりと食べられて低カロリー・高たんぱくメニューにシフトし、筋肉はキープしながら体重を少しずつ、知らぬ間におとせるメニューにしていくのです。もちろん劇的に体重が落ちるわけではないですが、満足感を持ちながら体重も維持し、落としやすい体にする、またはカロリーが抑えられていますので練習だけで少しずつ減らすことができ、体力を落とさず目標体重まで持っていく。。。内助の功というか、縁の下状態ですね。
ではどのようにしたらいいか・・・・
友人の調理専門家の江上先生に聞いてみました。
そう、NHKのきょうの料理などでも活躍されていた江上栄子先生のご長女で江上調理学院の副院長の江上佳奈美さんです。
彼女は現在大学1年・中学2年の息子さんを育てていますので食べざかりの男子の食欲は熟知しています。
なのでそれを踏まえて参考になるサイトを教えていただきました。
http://diet.nifty.com/recipe/
ニフティのダイエットレシピ。実は江上さんが○○したメニューです。大人の事情でちょっと秘密です。
このメニューは作り方も簡単で、基本がたんぱく質が豊富でカロリーが低いものとなっています。主菜・サラダ・汁物で300kcal強です。これだけでは足りませんので白米はもちろんですが分量をプラスする、とか納豆などもう1品増やすとか工夫してみてください。それでも日々練習をしている子供たちにとっては消費カロリーの方が多いはず。
ちなみに1週間分の材料リストがあり、それでその1週間のメニューが作れるようになっている優れもの。
是非参考にしてみてください。
ひとつ、おしゃべりの中で聞いた裏技
鶏の胸肉ってパサッとしてますよね。水太りなんだそうです。買ってきて全体に塩をふり1日おくと余計な水分が出てうまみが凝縮されるので火を通してもパサッとしないんだそうです胸肉はカロリーが低いし、安いちょっとしたテクで美味しい料理が作れるのはいいですよね。是非トライしてみてください。
白米にハイマンナンのようなものを入れたり、白滝を細かく切ってグラタンのようなものに混ぜたり・・・そんな工夫も効果的。
大人の健康ダイエットにも良さそうです。江上さん、アドバイスありがとうございます。これからも色々と教えてください
画像江上佳奈美先生
◦1959年東京生まれ。江上料理学院長・江上栄子の長女。
◦学習院大学仏文科、パリ「コルドンブルー料理学校」グランディプロム取得。
◦フランス鑑評騎士の会 会員
食育インストラクター
チーズプロッフェショナル協会理事
◦1989年より江上料理学院副院長を務め、祖母・江上トミ、母・江上栄子から受け継いだ、伝統をふまえながらも、より現代的な料理を発表している。
◦著書に、『ワインのおかず(柴田書店)』、『大人の味のパウンドケーキ(世界社)』、『おいしい!かんたん!超初心者レシピ(主婦と生活者)』 他多数。
◦TVの情報番組でも活躍
江上料理学院
http://www.egami-cooking.co.jp/

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