1年に一度行われる早慶戦に行ってきました。
60回を迎える伝統の大会は日吉キャンパスの日吉記念館で行われました。
今回は特別な思いで出向きました。
慶応義塾の主将 田中和樹選手、早稲田の主将 淡海昇太選手。この二人は神奈川県の出身。
私事ですが、息子の一つ下の代で高校1年生から見てきた選手でした。
鎌倉学園の田中君、浅野の淡海君、ともその時代から基本がきっちりとできていて、且つ冷静ではあるものの熱い戦いをするので観ていてワクワクするボクシングでした。
このふたりがそれぞれの大学で主将になり、部を代表する選手になっていました。
田中選手は主がバンタム級、淡海選手はライト級でしたので、私はまさか対戦するとは思っていなかったのですが(過去の対戦はあったようです)なんと、今回ライト級で主将同士の対戦となりました。
3-0早稲田、で回ってきた4試合目。それぞれ最後の試合となります。
そしてなんとレフリーは梶田先生。
この場面を目にしただけで目頭が熱くなりました。
まさに主将・学校のプライドをかけての死闘でした。
ゼロから高校の部活(淡海選手は中学から)でボクシングをしてきた選手。反則もなく、レベルの高いボクシングでした。3分3Rがあっという間でまだまだ観ていたい内容でした。
結果は判定で田中選手の勝利でした。
その後慶応義塾が挽回し、3-3で迎えた最終戦で慶應義塾が勝ち、優勝をおさめました。
応援団の方のエール交換があったり、沢山のOBの方がいらしていたり、みんなで肩を組んで応援していたり・・・通常の個人戦ともまたリーグ戦とも違う、血の滾るような時間でした。感動しました。
後から梶田先生にレフリーの感想をお聞きしました。
「田中・淡海とは一緒に練習をしたりインターハイなど遠征も沢山行ったので、この二人の最後のレフリーを自分ができたこと、とても嬉しく思います。これまでのボクシング人生をかけたプライドのある高いレベルの内容で感動しました。労いの気持ちを込めてそれぞれと握手をしました」
私もとても良いものを観させていただいたと、感動を胸に会場を後にしました。
関係者の皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうこざいました。
写真の画像が悪くすみません。
雰囲気だけでも伝わればと思います。