第71回 国民体育大会 関東ブロック大会ボクシング競技
神奈川県の決勝の結果
ライトフライ級 豊嶋君 優 勝
○豊嶋海優選手(横浜総合)VS☓久根崎寛斗選手(東京都 日の出学園)
判定3-0
フライ級 松本君 準優勝
☓松本圭佑選手(みなと総合)VS○堤駿斗選手(千葉県 習志野)
判定0-3
バンタム級 渡来君 優 勝
○渡来美響選手(武相)VS☓梁丈一選手(栃木県 作新学院)
判定3-0
ライトウェルター級 山田君 優 勝
○山田陽一朗選手(武相)VS☓半田光太郎選手(栃木県 作新学院)
判定3-0
神奈川県少年5名のうち優勝3名、準優勝1名、3位1名という素晴らしい結果となり、神奈川県、栃木県、千葉県、東京都の4団体が本国体の出場を決めました。
神奈川県は2位の栃木県に10点差をつけトップ通過を果たしました。
豊嶋君は親子鷹。父と子でひたすら練習してきました。
期待されながらも優勝出来ず悩んだ日々だったと思います。初のタイトル。涙などみせたことのない豊嶋君とお父様が泣きながら固く握手していたシーンに心を揺さぶられました。
渡来君の準決勝、いつもと動きが全然違い、応援しながらどうしたんだろう?と思っていました。1R目の途中から記憶が無かった、とのことでした。それでも勝利しました。
その日病院に行き熱中症と診断され点滴を500ml入れました。階級のあるスポーツその500gが体重に反映されてしまう。ぼーっとする中、体重のことを心配していたようです。決勝の朝も調子は今ひとつだったようですが、戦うためにここに来ている、という強い気持ちでリングに上がりました。この状態を知っていた私としては、勝敗はありますが、なにしろ最後まで戦い無事にリングを降りてきて欲しいと願うばかりでした。
万全ではありませんでしたが、試合の主導権を握り圧勝しました。どんな時にでも勝てる試合ができることに本当の強さを感じ素晴らしいと思いました。
山田君は6月の関東決勝で当たり勝利した相手でしたので絶対にリベンジするぞ、という気持ちで向かってきたと思います。関東とはまるで違う戦法で、終始頭を下げて抱きつくレスリングのような形をとり、山田君にボクシングをさせまいとしていましたが、くっついてくる相手を剥がして剥がして攻めていました。やりにくく、相当体力を消耗したと思います。絶対に関東王者のイスは譲らないぞ、という強い気持ちが伝わる試合でした。
どの試合もスコアーだけみたら強い選手の通常の勝利に見えますが、そこにはこれまで積み重ねてきたこと、苦労、悩み、コンディションなど沢山のストーリーや条件があり、それをひとつずつ越えて、越えての結果。
とても感動しました。
全国大会は空調が効いていますが、関東や関東ブロック、関東選抜では空調の効いていない会場があります。
今回も本当に暑い中での大会でした。
甲府盆地という地形的条件の中、窓は黒いカーテンが引かれており、わずかに入口などの扉が開いているだけ。正に温室状態で座っている場所も、ですが1メートル以上高いところにあるリングは更に暑いのです。
普段暑い中での練習や大会を経験してきている選手でさえ、その日の体調、水分補給のタイミング、減量等、ほんの少しの事が原因で熱中症になってしまいます。この大会でも熱中症気味、という選手も複数いました。連戦ですから尚更です。
費用の問題もあるでしょうし、簡単な話ではないのだと思います。
しかし昨今の日本の酷暑はこれまでのものと違い、人体に大きな負担がかかります。四季があり、極端な寒暖が少なかった日本でしたから日本人のDNAにはこの酷暑に対応できる能力は埋め込めれていないはず。
リカバリーのために点滴等の処置をしたくても体重に影響しますので積極的には取り組めない。
ここに矛盾があります。
観客の中にはご年配の応援者も多いですし、選手にもダメージを少なくするための環境がもう少し整備されてもいいのではないか、そんなことを感じた大会でもありました。これは個人の意見です。
ボクシングは過酷なスポーツです。だからこそ、沢山の練習、減量を重ね、戦いきれるだけの基礎を作ります。本当に大変なこと。選手もそれを支えるご家族も、です。
その中で結果を出すには強い意志と泥臭い努力が必要だと大会を経験するたびに思います。
国民体育大会は全国の選びに選ばれた選手しか出られません。
ラッキー出場はないのです。
3年生は進路のことを抱えながらの準備となりますが、高校生最後の試合を悔いなく戦えるよう、貪欲に準備していって欲しいと思います。
この5名で戦います。チーム神奈川は楽しく強いチームですので団結して頑張ってくれると思います。
選手以外の部員もかけつけて、応援してくれました。
tvk しゃかりきさんも全日程密着してくださいました。
皆様に感謝感謝です。
応援ありがとうございました。