インターハイ予選。下永君は最強の井上選手に気合いの試合をしました。
また中島君は引退をかけた試合でした。
二人とも武相らしいプライドのある試合をしました。
心を熱くされた方も多かったと思います。
小雨降る中善行の体育センターにおきまして、各階級、決勝進出をかけた予選会が行われました。
第1試合
ライトフライ級
石澤開選手 VS 小野力也選手(横浜総合)
石澤選手は先日行われました関東大会におきまして、ピン級でのインターハイ出場を決めましたので不戦敗となります。
第2試合
ライトフライ級
下永誉斗選手 VS 井上拓真選手(綾瀬西)
下永選手 2RRSC負け
昨年インターハイで優勝し、全国的に名の知れ渡っている井上選手が対戦相手でした。
その井上選手に対し、委縮することなく、冷静に戦っていました。全国トップの井上選手にはまだまだテクニックもスピードもかないませんが、今持てる力を十分に発揮できた試合だったと思います
強い相手と対戦するのはとても勉強になります。見ている以上に学ぶことも多いと思います。この試合を練習に生かしていってください。
}第9試合
ライトウェルター級
中島隆志選手 VS 梅津志門選手(慶応義塾)
中島選手 判定負け
昨年の梅津選手との試合はカウンターをもらいKOされました。リベンジを誓い、ストイックに自分を追い込み、ひたすら打ち込んできました。不器用な選手ですので、これまでは冷静さを欠いたり、試合を組み立てられなかったことも多かったのですが、今日の試合は集中力のある見応えのある内容だったと思います。
わずか1ポイント差。惜しい~と唸ってしまいました。
試合後中島選手からメールが届きました。
今日の試合、応援していただきありがとうございました!負けてしまいましたが、自分なりに全力を出し切ることができたので、悔いの残らない試合ができたと思っています。今まで相手がサウスポーの場合、いきなり突っ込んではいなされてカウンターをもらっている感じだったのが、今回は冷静に、下水流先輩(OB日体大4年)と練習している時の攻めができたと思います。試合前、みなさんから声かけていただき、応援してくれている人がいるんだなと思えて下手な試合はできないと、冷静さを取り戻し、試合に対する士気も高まりました。今日の試合で先生や部員だけでなくOBの方やサポートしてくださる父母の方のおかげてリングに立てたんだなと改めて実感しました。これからは進路をしっかり考えて勉強してく時期ですが、今までお世話になったボクシング部に出来る限りのサポートを今度は自分ができるよう努めます。本当にありがとうございました。
中島選手の試合は先生をはじめ、OB、部員、父母全員が一つになり、中島選手とともに戦っていました。
まさに渾身の試合、渾身の応援・・・リングの中にもリングの外にも
【武相魂】
を感じられたそんな2分3Rでした。
スポーツの経験、部活の経験の全くなかった中島選手でしたが、1年生の時から1日も休まず、愚直にひたすら練習を積み重ねてきました。またたった一人の3年生という重圧・重責を乗り越え部活をまとめてきました。そのように頑張ってきた中島選手の後押しが少しでもできたらとそれぞれが思い、このような応援になったのだと思います。
中島選手の諦めず、腐らず、粘り強く努力し続ける姿は後輩たちに大事なものを残したと思います。
この後、進路など3年生としてやらなければならないことが沢山あると思いますが、ボクシングでも学業でもその後ろ姿を後輩に見せ続けて欲しいと思います。
お疲れ様でした。