遅くなりました
昨日関東ブロック大会の決勝が行われました。
少年の部
綾瀬西 井上選手 優勝
少年の部は井上選手は圧倒的な強さで優勝しました。しかし神奈川県の少年の部は既に自力での出場権獲得が消滅しており、出場できる条件も大変厳しいものでした。他県の結果待ちでしたので複雑な気持ちで該当試合を観ていました。結果的に出場権を得られませんでした。
大変残念な結果となりました。
来年、是非リベンジして欲しいと心から願っています。
成年の部
拓殖大 井上選手 準優勝
日体大 下水流選手 優勝
井上選手は距離を詰めてくる相手に対し、冷静に試合を進めていましたが、判定で負けてしまいました。しかし神奈川県成年の部のポイントゲッターとしてのプレッシャーを背負いながらしっかりと役割を果たされました。素晴らしい。本大会も期待しています。
下水流選手は因縁の対決。越川選手と4度目の試合でした。これまで3敗となかなか勝てない相手。お互いに手の内を知り尽くしています。今回こそは、とご本人も強く思ったはずですし、監督、コーチ、応援者も皆一つになって試合に挑みました。
序盤から下水流選手らしい動きでありリズムで優勢に進めていました。インターバルの時の梶田先生の表情を見るとその試合の内容が掴めます(笑)気合を入れてはいましたが、表情には良い展開をうかがわせるような優しさがありました。ダメなときは鬼の形相ですから・・・
越川選手はパワー、技術ともに実力のある素晴らしい選手ですからいくら下水流選手のペースであっても僅差の展開。それでも2R目も下水流選手の流れに見えました。
神奈川サイドは部員を筆頭に全ての関係者が気迫の応援。神奈川はいつでもそうです。学校やジムやコーチや親や全ての垣根がなく仲間を応援する・・・いつもそれはすばらしいと思えます。
3R目・・・1発が勝敗を左右する、そんな状態です。油断はできません。皆心臓バクバクしながらの応援だったと思います。相変わらず下水流選手のリズムで試合が進み「ラスト1分」の掛け声がかかり最高潮。残り50秒をきったあたりで急に越川選手の動きが止まり、そしてタオルが投げ入れられました。
肩の亜脱臼。こんなこともあるんですね。初めての脱臼だったそうです。
本来なら最後まで試合をし、判定で勝ちたいところでしたが、死闘の結果の故障ですから仕方ありません。
ポイントも1ポイント差で勝っていたようです。
☆3人の笑顔と梶田先生と下水流選手の繋がれた手。ここに全てが凝縮されてるそんなワンショット
下水流選手は高校時代は全国大会に出られず結果が出せなかった選手だったと聞いています。しかし諦めず愚直に続けてきた結果、最後はずっと勝てなかった最強のライバルに勝ち、優勝という最高の形になりました。
これまでのプロセスを聞いたり見てきましたので(少しですが)本当に感動し心が震えました。
そして駆けつけた部員全員にその姿を見せることができました。彼らの心の中にも大きなものを残したと思います。
成年の部に選出された選手は少年の部の分まで暴れてきて欲しいと思っています。
毎日応援に来てくださった方、また遠くから応援してくださった方、ありがとうございました