少年ピン級 決勝
〇吉井康介選手VS×西村志希武選手(福井県 武生商工)
4-1
初戦から吉井君らしい試合を行い、確実に一勝一勝を積み重ねた優勝でした。






武相でボクシングをがんばりたい、ということで武相中学に入学。
日々高校生の先輩方にもまれUJ(アンダージュニア大会)では日本一になりました。
試合ごとに強くなっていった印象です。
このころは小柄で小さく体重の下限が気になるほど。
高校に入りピン級で実績を残してきましたが、急激に身長が伸び大会の度に階級選びは悩んだと思います。
2年生秋の新人戦でピン級でエントリーをすると、関東選抜・3月末の全国選抜までは階級を変更できません。
すぐ4月に関東大会予選が始まるため、ここでピン級で出場するとインターハイ、そして10月の国スポまでを想定しておかなければならない、育ち盛り、食べたい盛りの高校生には厳しい話です。
タイトルにはピン級が一番近いのではないか、とか同期の仲間がライトフライ級にいる…
など選択はとても難しかったと思います。
本人の意思をもとに指導者とご家族で話し合い、ピン級で出場することになりました。
高校時代のほとんどが体重との戦いだったと思います。
3月の全国選抜大会では準優勝と優勝に手が届かず(準優勝という成績でありながらも校長からの表彰を辞退しています)、インターハイでも悔しい思いをしました。
筆者としてはうれしさはもちろんのこと、吉井君のたった一つの目標であった優勝を自分の手でしっかりと掴み取ることができ本当に良かったという安堵の気持ちの方が大きいかもしれません。


国スポは吉井君の優勝で終わりましたが、他の神奈川の選手もベストを尽くしがんばりました。
チームとしてもまとまっていて、一丸となって戦うことができました。
今回、初日は選手5人が同部屋という国スポならではの宿泊形態でした。
他校の選手と一緒に泊まるなんてなかなかない機会、狭い部屋でひしめき合いながらも楽しかったとのこと。
これも良い思い出の一つです。
4人は3年生。
この先もボクシングを続け、成年のメンバーとして神奈川の戦力になってくれることを期待したいと思います。
応援、ありがとうございました。
今月から新人戦が始まります。
チーム武相で頑張って参ります。
引き続きの応援、よろしくお願いいたします。